多摩川の自然のニュース:2013年7月〜9月

新しい日付順に配列してあります。水色は多摩川水系桃色は他の川等緑は会議等です。
画像は重いので質を落としてあります。古い画像は半年ぐらいで削除します。
この記事の筆者はすべて柴田隆行です。

2013年1〜3月
2013年4〜6月

2013年10月以降

9月29日 永田地区
 カワラノギク・プロジェクトの秋の除草。A工区のなかでカワラノギクが比較的多く残っている箇所の周辺を集中的に除草し、種子が定着できるようにした。ここ数日と異なり今日は夏復活という暑さ。対岸から「枯れ葉よ〜」の曲で楽器練習しているのが聞こえたのが、わずかに秋らしかった。

9月23日 京王多摩川から多摩水道橋までの多摩川左岸
 昨日までの猛暑に代わって涼風。河原植物調査。この区間は3月の自然観察会のついでに調べただけだったので確認のため。結果は河原植物なし。彼岸花があちこちに咲いている。飽和気味の感あり。
 上河原堰上流の湛水域の中州はすべて除去する計画なのに中途半端に残っている。バンやクイナの繁殖地でツバメの集団ねぐらもあった中州は撤去され、いまは無駄に広く感じる高水敷が出来ている。堰近く百メートルほどの区間の護岸工事がなぜか残っておりこの秋から工事が行われるらしい。
 堰下の中州は大きい。調布市が買い取って公園にした河川敷に雑草が茂っているのは利用者が少ない証拠。
 この区間は多摩水道橋までアレチウリがあちこちで蔓延っている。狛江五本松付近の中州は被害がかなり大きい。調布五本松辺りは堤内地の宅地化が進み、堤防も広くなった。それにしてもこの区間を歩いたり走ったり自転車を飛ばしたりと堤防上の利用者がじつに多い。接触事故が起きないか心配。
 多摩水道橋付近の礫河原は増水でも冠水しなかったようだが、狛江五本松上流一帯の低水敷は泥水にだいぶ浸かっていたようだ。こうなると土が溜まりいっそう雑草が繁茂する。
 カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、セグロセキレイ、ツバメ、モズ、群れスズメ。

9月20日 永田橋右岸上下流
 今日も快晴。台風による増水の影響は、残念ながらこの地域でもなかった。礫河原に繁茂するツルマメやエノコログサ、コセンダングサ、ブタクサ等々は無傷。幸いカワラケツメイも草に覆われながらも生き延びていたが。
 永田橋から上流の永田地区へ入るには少し上流の土手から入るのが無難だが大雨後は途中に小川と池ができるので長靴なしでは通れない。橋から礫河原を行くには水辺ぎりぎりを通るのが楽だがいまは増水で無理。それ以外は猛烈な藪こぎと途中の小川を踏み越えなければならない。というわけでで今回は立入を断念し、左岸から遠望するだけとなった。
 ダイサギ、アオサギ、セグロセキレイ。

9月17日 河辺地先から小作堰までの多摩川左岸
 台風一過の快晴。湿度は高くないが日差しが強い。そのせいか、帰路にカフェでコーヒーを注文したらアイスコーヒーが来た。今回は、妙に納得、とは行かない気分。
 それはさておき、京浜のライブカメラで多摩川の増水の様子を逐一見ていたが調布橋下流では礫河原が一度水をかぶっただけで大したことはなさそうだった。日野橋下流や浅川橋付近はかなり増水していた。そこでさっそく河原の様子を見に行った。
 河原に出たとたんニセアカシアの倒木が道をふさぐ。しかし台風の爪痕はこれだけ。水流は白濁し量も多いが、期待した礫河原の冠水はほとんどなく、コセンダングサその他の草が全然流されていなかった。少し高くなったところは猛烈なクズの繁茂、2年前にはまったくなかったアレチウリも一面を覆っている。こういうのが一掃されるのを期待したのだが。
 濁流にもかかわらず釣り人が川に入り、子連れ親子が水辺で遊んでいて呆れた。小作堰上流は砂利の堆積が進み、おそらくこの冬浚渫するだろう。

9月13日 五日市線鉄橋から秋川合流点までの多摩川右岸
 猛暑。日差しが強い。米軍の飛行機が低空で10分おきに飛来。河原植物調査。以前からあったところにカワラサイコが、それぞれまとまって37株、194株、44株、43株生き続けていた。逆に新たな発見はなかった。数年前に誰かが砂を撒いてカワラノギクを育てていた所にカワラヨモギが20株生えていた。
 ニセアカシア林を根元から除去して拡大した礫河原は、ヒメムカシヨモギやコセンダングサ、キササゲ、オギなどに覆われて、造成後半年ながら五日市線鉄橋から睦橋まで猛烈な藪漕ぎぬきには突破できない。草がない小さな礫の台地にカワラニガナが12株あった。ここが他の草に覆われなければこれから増えるだろうが、予断を許さない。
 鉄橋近くにラジコン飛行基地らしき広場があり除草されている。その近くにカワラニガナが1株。
 その他は、睦橋下流も含めて河原植物はなかった。
 アオサギ、セグロセキレイ、スズメ、ハシブトガラス、ガビチョウ。
 帰路、コンビニでノンアルコールビールを買ったら、成人認証を求められた。アルコール0%でも未成年は不可かと訝ったが、着衣でも胸を触れば成人映画になりうるから同じか…と妙に納得した。

9月10日 大丸用水堰から京浜多摩出張所前までの多摩川右岸
 近くに来たついでに河原植物調査。センニンソウが一面に咲いていたほかは特記すべきことはなかったが、京浜河川事務所多摩出張所のちょうど前にある野球場の縁にカワラサイコが513株あった。
 ダイサギ、アオサギ、セグロセキレイ、モズ、ガビチョウ。

8月21日 氷川
 河原植物調査。万年橋上流で指標河原植物がありそうな所はいくつかある。万年橋直上流、臨川庭園前、神代橋下、石神前、青梅柚木センター前、御岳渓谷、松乃湯温泉前、鳩ノ巣渓谷、氷川。夏の行楽客で礫河原が踏み潰された可能性のある箇所を差し引くと3箇所しか思いつかない。今回は奥多摩駅付近の日原川マス釣り場、多摩川・日原川合流点、昭和橋下流右岸を調査した。予想通りBBQ客などで礫が踏み潰され焚き火の跡やゴミが残り、河原植物は何も見つからなかったしありそうになかった。
 カワガラスとキセキレイが渓流を飛んでいる姿が気持ちよく涼しげだった。カツラの木が少し黄ばんできた。
 渓谷と言っても夏の日差しで急坂を下りたり登ったりで汗びっしょりになった。

8月17日 是政橋から大丸用水堰までの多摩川左岸
 猛暑ながら風があり気持ちがよい。南武線鉄橋下にカワラサイコの群落があるので見に行った。鉄橋付近に377株、少しはずれた草むらに216株、さらに上流の草むらに84株、そして草むらに隠れた礫河原に716株あった。
 大丸堰付近はBBQ客で今日も賑わい彼らに踏みつけられながらもカワラサイコが88株必死に生えていた。
 是政橋近くの道路脇に、多摩川ではほぼ絶滅したクララが30株ほど元気に育っている。

8月15日 万願寺地先の多摩川右岸 猛暑
 堤防のり面植生調査。今年はスズサイコの芽生えが早かったために除草との兼ね合いが難しく、今日は1本も確認できなかった。ツリガネニンジンがあちこちで咲いていたが、今年はワレモコウが少ない。堤防天端は日照りで芝が焼けているが、カワラサイコはこういう天候に強い。高水敷はクズが一面を覆っている。藪こぎも当然コースのうち。
 河原植物調査。この地で絶滅したかと思われたカワラケツメイを610株確認。小さな黄色の花をつけていた。この近くにあるカワラナデシコはきれいな花を咲かせていたが、一段高い高水敷のカワラナデシコは日照りで蕾が焼けてしまった。この辺もクズとニワウルシが蔓延りだしている。床止め下のカワラケツメイも前回は確認できなかったが、今回改めて見直すと猛暑でだいぶ夏枯れしているものの266株確認できた。
 カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ウグイス、セッカ、ホオジロ、オナガ、ガビチョウ。

8月9日 宿河原堰から第三京浜橋までの多摩川右岸
 猛暑炎天下での河原植物の調査。堤防上はない。高水敷に簡易舗装の遊歩道があるがでこぼこで歩きにくい。川崎市がかつて盛んに行った「ワイルドフラワー」事業の後遺症ではないかと思われる帰化植物が一面に咲いている。堤内地側小段は混雑率の高い自動車道路、天端は高速サイクリング車が疾駆し、高水敷は民地の耕作地か運動所、エノキ林も続く。クズ畑かと思える空き地、「ゴルフ禁止」という看板が立つ川崎市営の広大なパターゴルフ場、そして二子橋下の有料BBQ場にはこの暑さにも拘わらず若者が集まっている。炊事当番は未だに女性中心。明日か明後日の花火大会の会場準備が進んでいる。河原植物があるかもと期待された第三京浜橋下のせせらぎ公園はいまきれいに整備されてただの広場になっていた。ところで、肝心の河原植物はと言えば、第二二子橋上流約200mに、いまわかっている限りで多摩川最下流のカワラサイコが17株あって花を咲かせていた。
 カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、ツバメ、セッカ。

8月4日 御岳渓谷 猛暑、ときどき川風、平均して蒸し暑い
 国分寺市民による多摩川を歩く会の定例会に参加。ハイカーや行楽客で賑わう青梅線は御岳駅で乗客の半分以上を降ろす。それだけ御嶽山や御岳渓谷に行く人が多い。今年10月に国体が東京で開かれカヌー大会はこの御岳渓谷で開催されることもあって、カヌーの練習をする人たちと大きなゴムボートで何か訓練をする人、水遊びをする一般観光客、BBQをする人、釣り人等々で水辺はどこも人だらけ。野鳥はとても近づける状況ではない。
 健脚揃いの会のみなさんは渓谷沿いの遊歩道をまずは上流へどんどん進む。遊歩道のとくに左岸は観光地≠ニいう感じで、上流は釣り堀、下流の沢井方面は茶店やレストランなどが並ぶ。それでも自然に囲まれた遊歩道脇に、ノカンゾウ、ヤブラン、ハエドクソウ、ヌスビトハギ、ハグロソウ、キンミズヒキ、ダイコンソウ、カラマツソウなどなど、杉林にはヤブミョウガやタマアジサイ等々の花が咲いている。夏の猛暑は渓谷にも及び、ミンミンゼミやアブラゼミが鳴くとよけい暑く感じるが、夏の終わりを告げるツクツクホウシが鳴き始めてもいた。
 櫛かんざし美術館に寄る。鼈甲やガラス、象牙などの高価な櫛がいろいろと展示されているが、最も教務深かったのはくノ一用のかんざしと隠れキリシタンのかんざし。
 最後は軍畑駅への急坂を一気に登って、ちょうど到着した電車へ滑り込んだ。

8月4日 石神前地先の多摩川左岸
 河原植物調査を御岳渓谷でも行ったが、河原植物は見つからなかった。帰路、石神前駅で途中下車し、以前から継続してカワラニガナが見られる河原へ行った。入口はだいぶクズやその他の草が生い茂っていたが、礫河原には期待通り226株のカワラニガナが元気に(大きな株となって)生えていた。
 ブリジストン研修所前にも大きな礫河原があるが、ここは過去10回ほど調査したが注目すべき生物は見つからず、今回は好文橋から見下ろしただけだが周囲はツルヨシが生い茂り礫河原には植物がなさそうに見えたので行かなかった。

8月4日 片倉
 今朝、自宅のすぐ近くの公園でクマゼミが鳴いていた。十数年ぶり。

7月30日 睦橋左岸上下流の礫河原
 河原植物調査。福生南公園地先の礫河原をまだ見ていなかった。橋から約200m下流から下流端までにカワラニガナ566株確認。橋の上流にもカワラニガナ1株。他には特記すべきものはなかった。アレチマツヨイグサがきれいに紅葉している。
 蒸し暑い河原の炎天下若者が約10名テントを張ってBBQを楽しんでいた。見ているだけで暑苦しい。
 カワウ、ダイサギ、コサギ、ツバメ、セッカ。 

7月26日 多摩川原橋から宿河原用水堰までの多摩川右岸
 河原植物調査の対象地域は、数ヶ所未調査の特別地区を除いて、いよいよ下流部、過去の経験からしてまず河原植物はないだろうという地域だけとなった。原発の安全神話≠ェ疑われているが、そもそも近代科学のモットーは「絶対」の否定にあった。下流に河原植物はないと思うが、絶対にとは決して言えない。地道に現場で調査することから近代科学は始まる。1%の可能性を期待して炎天下の多摩川を歩いた。カワラサイコが生えていそうな所はあちこちにあった。が、調査の結果、ここに河原植物が「ない」ことがわかった。
 上河原堰上流の中州がすべて撤去されたため殺風景になった。堰下流で一部礫河原があり、もしかすると河原植物があるかもしれないと思われたが、熱中症を恐れて今回は精密調査をパスした。
 カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、カルガモ、ツバメ、セッカ、ハシブトガラス。

7月20/21日 水源合宿――武州三峰山
 今年の水源合宿は、30年来の念願だった「他の川」で行った。同時に、昨年の水源合宿で訪れた御嶽山とならび関東一円で多くの信仰を集めたオオカミ信仰のもう一つのメッカである三峰山を訪ねた。武蔵御嶽山は、青梅線で東京から直行できるしケーブルカー等交通手段も発達しているので昔から観光地として有名だが、それにもかかわらずいまでも信仰の山≠ニしての伝統と雰囲気を守りぬき、その地に足を踏み入れると同時に身の引き締まる思いがする。御嶽山と比べると武州三峰山は都会からはるか遠く、西武線が秩父まで通じているとは言え、そこからさらに秩父鉄道に乗り換え、さらにバスに乗りロープウェーに乗ってやっと神社へという距離感は拭えない。ただし、現在は西武秩父駅から三峰神社まで急行バスが運行しており(ロープウェーは2007年廃止)、バス乗車1時間とは言え、グッと近くなった。他面、標高約1000mの神社までマイカーで来る人が増え神社周辺は観光地化した。神社境内を中心として周囲の自然を散策できる周遊路はいまや寂れ、あちこちに残るベンチは苔むしている。朝、遠望するシルエットの独立峰、武甲山は美しかったが、横瀬から見るその山容は、むかし見た文字通りの「武甲」の秀麗な姿形を思い出させるものがない。
 やや否定的な感想を連ねたが、そうは言っても、樹齢700年と言われる、本殿前のご神木を筆頭に大きく太い杉が立ち並ぶ神社境内では厳かな雰囲気が十分味わえるし、三峰山博物館に展示されているオオカミの護符やほんものの毛皮などは十分見る価値がある。神社と言えばたいていは入口に狛犬が二頭並んでいるが、ここでは末社以外はみな「お犬さま」つまりオオカミが出迎えてくれる。本殿から少し離れた「お仮屋神社」に三峰神社の御眷属であるオオカミが祭られており、これが当地のほんとうの本殿ではないかと思われる。登山口からかなりハードな登りを片道1時間求められる奥宮(妙法嶽)も当地独特の雰囲気を満喫するスポットであることは間違いない。昼はアオバトの鳴き声が聞かれ、夜はムササビの目が光るのが見られる。神社ゆえに杉が多いため植物相はやや貧困でさほど特記すべきものは見られなかった。野鳥も、標高と周囲の緑の濃さに比してあまり多いとは思えない。
 アオバト、ホトトギス、アオゲラ、イワツバメ、ウグイス、キビタキ、ヒガラ、ヤマガラ、ホオジロ、カケス、ハシブトガラス。

7月15日 羽村大橋から永田橋下流までの多摩川右岸
 連日の猛暑。河原植物調査。通称K13にカワラヨモギが生えていることがわかっているので株数を数えに行った。が、予想した通りの猛烈な藪こぎで立ち往生、強引にノイバラの群落を突き破って進む先に秘密の花園≠ェ見通せず行く先にも森≠オか見えない。ついに断念し、林を抜けて堤防へ。スズサイコやナンテンハギ、カラマツソウなど日本在来植物がたくさん生えていたのり面はすべて除草されて何もない。堤防のり面は除草することで独自の植物が生育できることはわかっているが、この時期に除草するのはどうなんだろうかと思った。
 永田橋をくぐり造成地へ、多摩川で2箇所しか確認できていないカワラケツメイの様子を見に行く。他の草に紛れて20株ほど成長していた。周囲を再調査したが特筆すべき河原植物はなかった。橋まで戻って土砂処理場跡(いまはサバイバルゲーマーの基地)を見学。突然の梅雨明けでセミの羽化が間に合わないと言われているが、今日初めてニイニイゼミの鳴き声を羽村大橋付近で聞いた。
 ダイサギ、キジ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、ホオジロ、ムクドリ、スズメ、ハシブトガラス。

7月13日 万願寺地先の多摩川右岸
 連日35度を越える猛暑。連日の日照りで土埃を舞い上げるサッカー少年たちを脇に見つつ生い茂った草むらをかき分け、お花畑で河原植物調査。カワラサイコが入口付近と中と合わせて1651株。暑さにめげず黄色い花をたくさんつけている。カワラナデシコはやや夏枯れ気味だが69株。水辺に近い所に数年前からあったカワラケツメイはやはり見つからない。床止め近くにあった群落も消えている。したがって、多摩川でカワラケツメイが確認できたのは2箇所のみとなった。
 今日もラジコン飛行機とヘリコプターが数機飛んでいる。床止め付近の低水敷で除草されてゴルフ場らしきものが造られている。下流のゴルフ場がつぶされたので、こちらに引っ越してきたのではないか。
 カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、チドリSP、ヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、スズメ。

7月7日 永田地区と多摩橋下流までの多摩川右岸 猛暑
 多摩川カワラノギク・プロジェクト2013年度第二回公開作業。今日は除草。かつてのように端から一斉にというわけには行かないほど草が生い茂っているため、今回はカワラノギクが複数生えている永田地区内の群落周辺を除草して、カワラノギクが開花し結実させた種子が自然に根づけるような環境を整備することを目的とした。永田地区A工区内でカワラノギクがまとまって生えている所ではロゼットが100株強カウントできた。ザボンソウ、ススキ、ヨモギ、ヒメジョオン、ヒメムカシヨモギなどを除草。炎天下で猛暑のため1時間半の作業で休憩を2度とりながら約30名が頑張ってきれいに除草ができた。
 参加者のうち4人は前回に引き続いてニセアカシアの巻き枯らし作業を行い、また通称ツルハシ隊にはイタドリの群生地を抜根整備する困難な仕事をしていただいた。
 カワラノギク群落内でヤブカンゾウが咲いていたが、土手ではノカンゾウが咲いている。スズサイコもたくさん実を付けていた。
 作業終了後一人で永田橋から多摩橋の少し下流まで河原植物調査を行った。特記すべきものは残念ながらなかった。とにかく暑かった。
 6月25日の調査から帰宅したら喉が少し痛い。早めに薬と飲んで静養したが無駄な抵抗、どんどん悪化して、咳、鼻水、熱とフルコースを経てようやく少し痰が絡む程度に快復した。そんなわけで、河原植物調査を終える前に梅雨明け猛暑になってしまった。
 カワウ、アオサギ、トビ、キジ、ホトトギス、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイシ、セッカ、ホオジロ、スズメ、ハシブトガラス、ガビチョウ。