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多摩川の自然のニュース:1999年

 

過去に遡るように配置されています。

12月22日〜31日 片倉、シモバシラという植物の氷の芸術日誌
 22日 快晴、−3℃、根元からスティック状の氷が張り出す。
 23日 快晴、−3℃、昨日よりも氷が大きくなる。
 24日 快晴、−2℃、みごとな氷の芸術。
 25日 快晴、0℃、氷なし。
 26日 晴れ、1℃、シャーベット状の氷がわずかに。
 27日 快晴、0℃、ふたたび大きな氷の芸術。

12月15日 御獄渓谷 晴れ、暖
 カルガモ、カワガラス、トビ、セグロセキレイ、キセキレイ、エナガ、シジュウカラ、アカゲラ、ホオジロ、ヒヨドリ、スズメ。
 冬日がきらきら光る渓谷の景色は美しいが、相変わらずの下水垂れ流し。  

12月12日 日向和田の多摩川周辺 晴れ、暖
 日向和田の神代橋下多摩川へ。静かな流れ。まだ雑木の紅葉が残る。
 吉野梅郷へ。日溜まりが暖かい。
 トビ、セグロセキレイ、ジョウビタキ、ツグミ、メジロ、ホオジロ、コゲラ、ヒヨドリ、スズメ、カケスが、静かで明るい林のなかで遊んでいる。

11月22日 ドイツ・マールブルク
 小雪が舞う。辺り一帯うっすらと雪化粧。寒い。
 クリスマス飾りを売る小屋が作られつつあり、いよいよクリスマスシーズン到来。あちこちに小さな電灯や飾りがつけられたときの夜景はきれいだ。
 旧植物園内の小さな池は少し凍っているが、マガモが泳いでいる。

11月21日 稲城市地先 快晴 暖 朝は気温5度
 カワウ、コサギ、ダイサギ、イソシギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、ユリカモメ、アヒル、トビ、チョウゲンボウ、セグロセキレイ、タヒバリ、ヒバリ、コゲラ、シジュウカラ、アオジ、ホオジロ、モズ、ウグイス、ジョウビタキ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ハシボゾガラス、ハシブトカラス。
 対岸の府中市の河川敷はホームレスのホームの団地のようだ。競艇場の騒音が耳につく。
 背丈の低いセイタカアワダチソウの小群落がきれいに咲いている。

11月17日 福生中央公園周辺 快晴
 トビが舞い、ジョウビタキが歌う。のどかな光景。

11月7日 羽村堰周辺 河口から51〜55q地点の左右両岸 曇り、暖
 コサギ、ダイサギ、トビ、セグロセキレイ、アカゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ホオジロ、モズ、ジョウビタキ、ハシブトカラス。
 カワラノギクは、意外と、水辺に多く残っている。
 堤内地にある羽村市運動場を起点とするマラソン大会が土手で行われていて、多摩川利用実態調査をする際、猛スピードで走り抜ける大勢のマラソン選手を数えるのは大変。

10月28〜29日 片倉 連日気温31度。

10月28日 片倉 富士山、丹沢山塊がくっきりと見える。ジョウビタキようやく飛来。

10月24日(日) 羽村堰周辺
 国分寺市多摩川を歩く会の催しとして、多摩川のカワラノギクの観察を行った。ただし、多摩川のカワラノギクは2年連続の多摩川の増水で壊滅的打撃を受け、永田地区の群落も風前の灯火状態にあるため、参加者には堰下橋右岸上流にある地元団体が植えた花壇で花を観賞してもらい、自生地は外から遠望するだけにとどめて戴いた。自生地に団体で侵入すると来年以降に成長するロゼットを踏み潰す可能性が高く、いまやカウントダウンに入ったカワラノギクを保護するためには立ち入り禁止措置が検討されなければならない。
 堰下橋上流左岸の河原には相変わらず自動車が多数入り、河原にもバーベキューをする人たちが大勢群れている。みな楽しそうだが、使った油や薪の処置に問題が多い。また、この駐車場への入口が狭い堤防に限られているため、いつ事故が起きても不思議ではないほど危険な状態にある。この改善を私たちは25年前から市や建設省に訴えているが、一向に改善される様子がない。
 堰下橋下流右岸の公園は芝が張られ、いつもは家族連れがお弁当を広げたりボール遊びをしているが、この日は4、5人の大人がゴルフ場として占領しているため誰も近づけない。公園内だけではなく、外の草地にまで赤い旗を立ててボールを打っており、呆れてものが言えない。府中や調布でも似たような行為は見られるが、たいていは個人で行っている。数人で占領している悪質な例は初めて見た。休日には監視に来ない市や国の管理者はこういう事実を知らずに計画を立てる場合が多い。

10月20日 建設省京浜工事事務所へ
 多摩川河川環境保全モニターの森田英代さんと柴田隆行の2人で、建設省京浜工事事務所へ行き、所長および調査課長、河川環境課長等と、多摩川河川環境管理計画について会談した。これは、森田、柴田の両名が1980年に制定された本計画に立案段階から深く関与したことから、意見聴取したいとの申し出が所よりあって開かれた。
 この管理計画は多摩川の自然をこれ以上破壊しないための最低限の利用基準を定めたものであり、流域全体のバランスをはかって具体的線引きが行われており、20年経って時代が変化したとか地元から要請があると言って安易に変更することは許されない。最近「規制緩和」とか「地域住民の声」などが強調されるが、河川は源流から河口まで連続しており、しかもそれは水系として面から捉えなければならない。したがって、河川の一部分を占めるにすぎない一流域自治体が地域住民の声だと強調しても、管理者たる建設省は全体的視野に立ってその要請等を検討しなければならない。その上、占用許可をとっている自治体や民間団体の管理状況が非常に悪く、それを管理者たる建設省も十分に管理し切れていないと言わざるを得ない。というような主旨の話をした。

10月17日(日) 多摩川青梅万年橋から調布橋まで
 柳淵橋周辺の砂利河原の位置が大きく移動している。青梅市立博物館より下流部右岸の砂利河原は流出した。釜の淵公園前の砂利河原では大勢のバーベキュウ客で賑わう。
 河辺で釣糸を張っている人が数人いて不思議なことをするものだと思っていたら、これはカジカ釣りだとのこと。
 河口右岸から60kmの標柱は見つからず。左岸60kmの標柱はゲートボール場の脇にある。62km右岸の標柱は釜の淵公園の中。
 青梅市立博物館の展示品の中に、明治か大正時代の多摩川絵図があって興味深かった。東京湾から奥多摩まで記載されており、村松氏の「多摩川絵地図」の先駆と言える。
 カルガモ2羽、カワセミ2羽、セグロセキレイ多数、シジュウカラ、イカル。

10月14日 多摩川永田橋周辺
 外見上は夏の大水の跡は目られないが、橋上流右岸の砂利河原が以前の倍の大きさに広がっている。橋下流右岸のオギ原は相変わらずモトクロスによる裸地化が進んでいる。

9月30日 片倉 暑い。アブラゼミの鳴き声

 

8月下旬から9月中旬までベルリンに行っていて、留守をしましたので、多摩川のニュースはしばらく休みました。

8月11日(水) 白丸数馬峡橋から鳩ノ巣駅までの多摩川右岸 猛暑
 奥多摩の渓谷まで来ても、やはり暑い。ミンミンゼミの声が降りしきる。ビキニの女性が河原の石の上で甲羅干ししている。僕は、通勤スタイルそのままで白丸湖〜鳩ノ巣渓谷を歩く。リュックサックを背負って来ている人たちから見れば、僕みたいな人間も暑苦しいだろう。スミナガシ、コミスジなどの蝶の舞だけが涼しげだ。
 白丸ダム上流部に2箇所水場があり、多摩川には珍しく若い女性グループが憩いのひとときを過ごしている。タマアジサイ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ハナミョウガ、ハエドクソウ、ダイコンソウなどの花が日陰に見られる。
 今回ここに来た目的は、白丸ダムで行われている魚道設置工事の視察。7月14日に発破を行うので立入禁止との大きな看板。ダム左岸サイトが工事現場となっているが、それ以外のダム周辺は見たところいままでとまったく変わらない様子。岩盤を削るという様子もなく、ダムから流れ落ちる多摩川の水飛沫から大きな虹が立つところも、いつもと同じ。

8月8日(日) 府中四谷橋周辺の左岸 猛暑
 春に蒔いたカワラノギクのタネの追跡調査。5月に見たときは皆無に近く絶望したが、その後、6月25日に研究者の倉本宣さんから「四谷の東京都が造成した場所には合わせて50株ほど、残りは計算していませんが数百株の実生がみられます。造成した場所は研究室の3年生に探してもらったら思ったよりもたくさんみつかり、賞品のワインを学生にあげるはめになりました」というメイルが入り、喜んでいたところでした。
 5月には、石が不自然に転がっていて見るからに「何かありそう」な「畑」が、いまや草丈が伸びて、よくよく探さないとどこが「畑」なのかがわからないほどになっている。
 よく見ると、倉本さんたちが印をつけた石のまわりにカワラノギクの実生が見られます。丈の高いまわりの草に覆われながらも、力強く育っています。印の付いた石のなかには、カワラノギクではなくヒメムカシヨモギかオオアレチノギクが育っていて、小さいときには確かに区別がつけにくいから、調査の苦労がわかります。
 水辺の方の自然な河原に植え付けたタネも数十株丈夫に育っていました。
 それにしても暑い。草いきれが混じって、立っているだけで汗が流れる。ところが、橋の下に入ると日陰で風がよく吹き抜けてとても涼しい。ホームレスが一人数年前から住みついているが、橋の下がこんなに快適だとは知らなかった。日が当たらない分、植物は生えない。この橋の下にはかつて万を越えるカワラノギクがあったのだ。
 カワラサイコ、ユウゲショウ、不明(ザボンソウのような花)。コサギ、セッカ。
 右岸の京王線鉄橋付近、3日に行われた花火の舞台となった河原で一部アシが立ち枯れている。熱湯でもかけたのだろうか。

8月8日 片倉 ツクツクボウシ鳴き始める。

8月7日 片倉 ミツカドコオロギ、ハラオカメコオロギの演奏始まる。

8月6日 片倉 エンマコオロギの演奏を聞く。

7月29日(木) 関戸橋右岸から大丸用水堰左岸まで 快晴、猛暑
 関戸橋周辺は、8月3日に開かれる予定の花火大会のため、当日立入禁止の看板がたくさん立っている。
 橋から上流を眺めると、水辺があちこち白くなっている。これは、先日の大雨とその後の連日の猛暑によるものと思われる。
 府中市側は各地で草刈り中。刈った草のにおいで猛暑が酷暑に感じられる。ニセアカシアの林がうれしい。
 カワラサイコが花盛りだが、いままで見なかったコゴメバオトギリが徐々に下流方面に広がっている。テリハノイバラ、コマツヨイグサ、ヤブカンゾウなどの花も。
 イソシギ、コサギ、カイツブリ、セッカ、スズメ、ムクドリ、ハイブトガラス。
 若い女性が2人膝まで水に浸かって多摩川を歩いている姿は夏の風物らしく、見ていて好ましいが、足下の水は汚く興ざめ。
 野生のキリギリスが、チョンギースと草むらでさかんに鳴いている。そこは、夜にはチンチロリンとマツムシも鳴くところ。こういうところはいまでは少ない。

7月24日(土) 宿河原堰周辺右岸 暑い
 カワウ12、コサギ、トビ、ツバメ、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 ユウゲショウ、ヤブカンゾウ。ニイニイゼミ。
 第1回多摩川フィールドセミナー(主催:多摩川市民フォーラム)が当地で開かれ、建設省京浜工事事務所員や地元の環境保護団体会員などを含め50人以上のひとが集まった。外は35度を越える猛暑のなかをよくこれだけのひとが集まったと感心した。
 午前中は現地視察ということで、この3月に竣工した宿河原堰とその周辺右岸の様子を見て歩いた。
堰の改築により上流部の中州や下流部右岸の湧き水地帯などが破壊され、右岸は多摩川で5本指に入るつまらない荒地になった。堰下の水辺はかつては子どもたちの水遊び場だったが、改築後は流下水が一面に広がり、また周囲の護岸が高くなって水辺に降りられなくなったこともあって、人影が見られるのは堰からだいぶ下流に移った。堰の両岸は、工事が終わったばかりということもあるが、その後もあれこれのイベントが行われて車両が入るため、車の轍は見られても、河原植物が復活する様子はまだ見られない。
 堰周辺の護岸は、最近各地で導入されている、植物が復元しやすい護岸が施されている。これはたしかに昔のようなコンクリート一面張りの護岸よりも自然にとって良いと思われるが、それは必ずしも自然を復元するために造られたわけではなく、1974年の狛江水害の際にコンクリート護岸が基部と裏面とから崩れて崩壊した治水上の教訓によるものではないかと思われる。
 地元の環境保護団体では、この地域一帯をエコ・ミュージアムと位置づけて、その実現をめざして活動している。この地域は登戸駅から近くて大勢のひとが多摩川に出るが、近いわりにアプローチが良くない。登戸駅から多摩川に出るには2つのルートがあるが、1つは小田急線鉄橋より上流に出る道で、それは危険な南武線踏切とダンプや大型車がひしめく道を通らなければならない。もう一つは、二ヶ領用水せせらぎ館前つまり宿河原堰前に出る道だが、これは南武線を歩道橋で越えさらに大通りを越えるもので徒歩10分ほどかかる。エコ・ミュージアム構想にあるような南北通路を駅近くにぜひ設置してもらいたいものだ。
 なお、当日午後からは屋内でフォーラムが開かれたが、筆者は他用で欠席した。
 午前の始めの挨拶で主催者が、建設省は今年度中に多摩川の河川環境について一定のガイドラインを決めようとしているので、市民も今年度中に市民案をまとめる必要がある、という主旨の発言をしたが、いまの「パックン内閣」みたいに何でもかんでも思いつき的な提案をするよりも、私たち市民は、市民の目で多摩川の現状をきちんと見つめ直そうという「西暦2000年の多摩川を記録する運動」をまさに展開しようとしているのだから、そのデータを踏まえた上で実態に即した提案をするのが、短期にしか就任しない役人と違って、数世代にわたってそこに住む市民・住民の本来の仕事ではないかと思う。

7月23日(金) 神代橋周辺の多摩川 暑い
 アブラゼミ、ミンミンゼミが鳴く。
 夏の渓谷は涼しいと思ったら、風はそよともなく、蒸し暑く、頭上から太陽が照りつけ、5分といられない。
カヌーを楽しんだり、泳いだりしている人たちがうらやましい。
 ヤブラン、ノカンゾウ、ヤマユリ、オオバギボウシ、ヤマアジサイなどの花が咲いている。

7月21日(水)午後4時 黒目川
 激しい雷雨で増水し、橋が危険のため、一時交通止めになる。

7月12日(月) 中央線鉄橋上流
 連日の大雨で水嵩が増しているが、この日は午後には雨がやみ、空も明るくなった。しかし、夕方車窓から眺めると、多摩川は茶色に濁った水が滔々と流れ、上流地域での大雨が予想された。

7月8日(木) 羽村堰上流右岸
 トビ、ツバメ、モズ、オオヨシキリ、セッカ、メジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 カワラニガナの群落、アカバナハンゲショウ、ヒメジョオン、ヤブカンゾウ、ネムノキの花。
 アカトンボが無数飛んでいる。止まらないので種類は不明。色はまだ黄色い。
 羽村堰では、水着姿の若い男女が数人日光浴や水遊びをしており、多摩川もなかなか洒落た空間になっている。雨が続いているので、玉川上水も堰下も水量が多い。

6月13日(日) 氷川〜海沢三滝〜大楢峠〜鳩ノ巣 晴れ時々曇り、暑い
 ホトトギス、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス、オオルリ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、スズメ。
 カワトンボ、カジカガエル。
 サワギク、ヤマホタルブクロ、コアジサイ、ガクウツギ、ウツギ、ヤマボウシなど。
 青梅線は御獄山や日原へ行く人たちで満員。
 都の水産試験場では三倍体のヤマメの養殖が行われている。池にいるヤマメの背鰭が白くなっているのが気になる。
 林道歩き延々と。コアジサイの涼しげな花が疲れをいやしてくれる。
 クロツグミやオオルリのさえずりがうれしい。
 三滝入り口にトイレと休憩所ができていた。
 三釜の滝は、ここ数日の夏日で水量が少なくやや見劣りがするが、つぎの無名の滝は滝壺が深そうでなかなかきれいだ。ネジレの滝はまあまあ。一番上の大滝はいつ見ても見事だし、水が落ちるときに生まれる天然クーラーの風が気持ちよい。
 滝から大楢峠までの林道歩きもなかなかつらい。
 大楢峠からは、御嶽山から下る人も多く、よく踏まれている山道だ。ゴミ拾いをしながら下山するグループがいる。
 かつて途中に数件あった民家はいまや崩壊ないし廃屋に。つい数年前までは郵便屋さんが配達に通っていたのに……。
 バットレス・キャンプ場は火事で焼けて現在中止と観光組合から聞いていたが、山道の入り口(多摩川が見える峠)にあった薄暗く陰気なガーデンキャンプ場は少し上流に引っ越したもよう。
 全コース中、水場は三滝入り口手前の林道沿いに1つと、大楢峠からの下山路途中に1つ。冷たくなくあまりおいしくはない。

6月9日(水) 青梅万年橋上流左岸 晴れ時々曇り、やや暑い
 コサギ、カルガモ、トビ、キジバト、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、イワツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、スズメ、オナガ、ハシブトガラス。
 カジカガエルの声。カワトンボ。
 河原植物を探したが見つからず。
 カワウ追いの案山子が水辺に数本立っていて、動かない釣り人といった感じでちょっと不気味だ。

6月6日(日) 国立市から府中市地先の多摩川左岸 晴れ、かなり暑い
 カイツブリ、カワウ、コサギ、カルガモ、キジ、カッコウ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシブトガラス。
 コゴメバオトギリ、ユウゲショウ、ネジバナ、ウツギ、チガヤ、テリハノイバラ、ヒメジョオン等々。
 谷保の北多摩第二処分場上の芝生:ヒメキキョウソウ、ネジバナ、ハハコグサ、チチコグサ、ウラジロチチコグサ、ニワゼキショウ等々。
 谷保の城山付近の遊歩道。雑木林の残る良いところだが、近くを走る中央高速道路の車の音がシュウシュウとうるさく興ざめ。

5月29日 片倉
 ヤマボウシの花が満開。ホタルブクロの花も。

5月20日 片倉
 
夕方、富士山ほかの山々がよく見える。

5月11日 中央線鉄橋周辺の多摩川
 ニセアカシアの花が満開。

5月5日(休) 永田橋から羽村堰までの多摩川右岸 快晴、暖、気温26度
 キジ、コジュケイ、キジバト、イワツバメ、ヒバリ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、シジュウカラ、エナガ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 カワラノギクの新芽がたくさん出ている。堰下橋近くにある花壇ではカワラノギクの密集した畑そのもの。こういう株が周囲に広められたら由々しき問題だと思う。
 カワラニガナ、カワラケツメイの花が咲いている。林の下ではセリバヒエンソウやカキドオシの群落。
 ミズキやマルバウツギの白い花も咲き出した。
 昨日の大雨でもあまり増水した感じはない。
 羽村堰下左岸の駐車場、橋の下流部まで無原則的に広がりつつある。
 魚道工事用車両の搬入路が原状復帰されていないために中州がなくなり、大バーベキュー場に変貌。

5月1日(土) 府中四谷橋から立川バス国立営業所までの多摩川左岸
 カワウ1+1、コサギ、カルガモ、コチドリ、キジ、キジバト、ツバメ、イワツバメ、ヒバリ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 釣り糸に絡まっているらしいカルガモ1羽、川の中でもがき苦しんでいた。
 府中四谷橋周辺に撒いたカワラノギクのタネの発芽、わずかに2株発見。
 カキネガラシ、セイヨウカラシナ、オニタビラコ、オオジシバリ、ハルノノゲシ、ウマノアシガタなどの黄色の花が目立つ。カワラニガナも咲いている。
 チガヤの穂が出そろう。

4月30日 片倉
 朝、冷え込んで、霜で一面真っ白になる。まだ白銀の富士山が見える。

4月29日(休) 浅川合流点から立日橋までの多摩川右岸と左岸 曇りのち晴れ
 カワウ4、コサギ1、アオサギ2、カルガモ、コガモ、キジ、キジバト、アマツバメ、ツバメ、イワツバメ、ヒバリ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシブトガラス。
 深緑が美しい。
 オオヨシキリやセッカの声が聞こえる。
 アマツバメの大きな翼が空を滑空する。雄大だ。
 釣り糸にからまって負傷したらしい足の不自由なドバト多数。
 カワラサイコやカワラヨモギの若葉が目立つが、今頃の季節はカワラノギクの芽を見つけるのは難しい。
 ニセアカシアがだいぶ大きくなった。
 セリバヒエンソウ。
 浅川下流部右岸と多摩川右岸の土手に生えるタンポポはほとんどすべてカントウタンポポだった。
 日野橋付近の右岸土手はウマノアシガタの群落。
 野火の跡も見られる。モトクロスの跡はいまだに癒えない。
 中央線鉄橋下多摩川左岸の河川敷公園は、メーデー(AprilにするMaydayとはこれいかに?)の会場となっているのか、たくさんのテントや車が並んでいる。

4月22日 片倉 ヤブキリが鳴く。

4月18日(日) 多摩橋から五日市線鉄橋までの多摩川左岸 雨
 カワウ、ダイサギ、カルガモ、キジ、キジバト、コゲラ、ヒメアマツバメ、ツバメ、イワツバメ、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 セリバヒエンソウ、カキドオシ、ムラサキケマン、ハルジオン、カントウタンポポ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、ニワトコなどの花。
 カワウの調査結果:飛行中1羽。調査終了後に、五日市線鉄橋下の中州で2羽。
 河川敷利用実態調査:雨でほとんど人出がない。散策7、ジョギング1、自転車走行1、川遊び2、野球36、ホームレスホーム4戸。

4月15日(木) 多摩川橋から下奥多摩橋までの多摩川右岸 快晴
 
圏央道の橋脚工事進む。
 友田小学校地先にカワラノギクが数株あると聞き、探したが、見つからず。
秋に探した方が速い。下奥多摩橋下流部のカワラニガナは健在。
 カキドオシの群落。クサノオウ、ニワトコなどの花。
 マガモ、カルガモ、トビ、キジ、キジバト、カワセミ、コゲラ、イワツバメ、ヒバリ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。

4月14日 片倉
 
イチリンソウの花が咲く。

4月11日(日) 日野橋の多摩川
 大雨で多摩川は増水、日野橋上流左岸の砂利河原は水没。

4月9日(金) 片倉
 
早朝辺り一面霜で真っ白、との話(筆者は当時布団の中)。

4月8日(木) 中央線鉄橋下の多摩川 富士山がくっきりと見えた寒い一日
 リヒテンシュタイン大公夫妻と天皇夫妻を乗せた、旧式電気機関車引くお召し列車通行を狙い、土手に数百人のカメラマンが三脚を立て並んだ。

4月6日(火) 府中四谷橋下左岸の多摩川 寒い。曇りのち雨
 3月21日のカワラノギク種蒔きは途中からの冷たい雨で中断となったが、今回また同様の冷たい雨で、作業は終えられなかった。
前回は5000粒を人工地に2ヶ所、今回は自然にできた砂利河原3ヶ所に10000粒を蒔いた。
蒔くと言っても撒くわけではなく、石の根本に砂と混ぜたタネを植え付ける。元気に芽を出すことを願うばかり。
 ツバメ、イワツバメ、アマツバメ、ヒドリガモ。

4月4日(日) 片倉城址公園 暖かい
 カタクリが満開で斜面に一面に咲いているが、今年は色が薄いのが残念。
 ニリンソウも満開。キブシ、コブシの花も。また、ユキザサほか貴重植物も健在。
 コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、アオジ、ウグイス、ヒヨドリなどの野鳥も。
 数百人のヒトも見られた。

3月29日 片倉
 
気温4度、富士山きれいに見える。

3月27日(土) 府中四谷橋下左岸から新日野橋までの多摩川左岸 雨
 
カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ。キジバト、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 府中四谷橋工事用道路残土処理地について東京都と協議、現地視察。
 先日カワラノギクのタネを蒔いた石のマークが雨でほとんどすべて消える。
こうなると、発芽しない場合の原因がいたずらによるのか自然的になのかの区別が難しくなる。

3月25日 片倉
 毎日ウグイスの囀りが聞こえる。少しずつ上手になってきた。

3月21日(日) 府中四谷橋下の多摩川左岸 曇りのち雨、寒い
 カワウ、コサギ、ヒドリガモ、チョウゲンボウ、ハクセキレイ、ヒバリ、カワラヒワ、ムクドリ、ススメ、ハシブトガラス。
 橋の建設で破壊されたカワラノギク群落のための再生事業。冬の逆戻りで、冷たい雨が降り、作業中断。

3月18日(木) 河口から30q地点の多摩川左岸 快晴、暖、強風
 南武線鉄橋と是政橋との間の左岸だけでホームレスホームが8軒。なかには我が家よりも敷地面積が広く、お庭もある邸宅も!
 砂利河原は昨年の増水で植物が流されたが、チドリの営巣地になっている。隣の草地はヒバリの団地かと思うほどの数。
 その草地にはカワラサイコが点在している。
 稲城大橋右岸付根にCanadian Coffee Houseという木組の静かな喫茶店あり。コーヒー500円とちょっと高いが、おいしい。
 チーズケーキ(300円)はお勧め。河原歩きで疲れたら、ホッと一息できる。
 砂利の採取計画について建設省に要望書送付。

3月16日(火) 多摩大橋下流右岸 快晴、暖、強風
 カワウ、ダイサギ、コサギ、カルガモ、マガモ、ヒドリガモ、コガモ、ユリカモメ、ハクセキレイ、イワツバメ、ツグミ、ヒバリ、ウグイス囀り、スズメ、ハシブドガラス。
 前日の雨であちこちに小さな池が出来ている。
 第三紀層の地層が表出している河原はいつ来ても、芸術的で見て楽しい。
 3年ほど前まであったモトクロスによる走行跡は未だに草が生えずに土が剥き出し。
 排水溝近くの池を掘削する計画があり、ヒメガマの群落を保護するよう、建設省に要望書送付。

3月14日(日) 大師橋〜河口までの多摩川右岸 快晴、暖
 
カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ユリカモメ、ウミネコ、オオセグロカモメ。トビ、ハクセキレイ、ツグミ、メジロ、オオジュリン、スズメ、ハシブトガラス。
 ハルノノゲシ、オニタビラコ、オオジシバリ、カラスノエンドウ、ムラサキカタバミ、ハマダイコン、ヒメオドリコソウなどの花、ツクシ。
 クロベンケイガニ、ケフサイソガニ、チゴガニなど。まだ小さい。
 建設省河口標識からつぎの「0.2q」の標識まで100mあるかないかの距離。こうなると、青梅万年橋までの200m毎の標識の信頼性が問われる。(後日調べたところ、地図上では0q地点は多摩の向こうにあるらしい。)

3月10日(水) 府中四谷橋周辺の多摩川
 コサギ、ユリカモメ、ヒドリガモ、コガモ、ハクセキレイ、ツグミ、ムクドリ、ハシブツガラス。
 カンゾウの新芽が出ている。
 橋の新設の際に造成された箇所にカワラノギク繁殖のための実験場を造る。

3月4日 西立川
 
ウグイスの下手なさえずり。

2月28日(日) 羽村堰下橋〜永田橋の多摩川両岸
 
快晴。富士山ほか山々がくっきりと見える。暖。帰宅後、軽い花粉症。
 コサギ、トビ、キジバト、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 建設省京浜工事事務所河川環境課長ほかと歩く。
昨年の増水の影響、護岸、堤内地側小段の整備工事、羽村大橋下床固め魚道工事、羽村堰魚道計画、カワラノギクの生育、河原植物の保護地、ニセアカシアの現況、河川生態系調査現場、永田橋下流右岸のモトクロス、砂利処理場跡地、柳山公園手前の流域下水道排水溝工事。
ついでに、圏央道の工事現場を視察。
1,5キロぐらいの間でもいろいろ気にかかる所が多い。

2月26日(金) 多摩水道橋から稲田堤までの多摩川右岸
 カイツブリ、カワウ、コサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、シロチドリ、ユリカモメ、セグロカモメ。トビ、イワツバメ、ヒバリ、ハクセキレイ、タヒバリ、ヒヨドリ、シジュウカラ、ツグミ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 登戸駅から多摩川までの道は相変わらず大型トラックがひしめき、命がけの歩行。
 二ヶ領用水堰改築に伴い中州が削られ、巨石護岸が並ぶ。多摩水道橋架け替え工事中。
 立派な工事用自動車道が高水敷に続く。これでもう十分災害時緊急用道路として使える。
 ホームレスのホームが5軒。
 対岸、狛江・調布市地先では緊急用道路造成中。
近くの堤防天端では映画撮影中、小段でスタッフの昼食用の炊き出し。水辺は幼稚園児の小遠足。

2月21日(日) 多摩川大橋から海老取川までの多摩川左岸
 
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、バン、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、タシギ、イソシギ、セイタカシギ、ユリカモメ5000羽以上、ウミネコ。トビ、キジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
  六郷の鉄橋から下流のアシ原にかけてホームレスのホームが無数にあり、建築中≠烽「くつか。アシ原には近づけない状態。
  河川敷は相変わらずグラウンドや人工公園ばかり。
  「球技禁止」という大きな看板が立つマウンド付き野球場もある。
  周囲の景観も高層ビルが多く、壁のようだ。
  大師橋付近は野火の跡が2、3箇所。
  朝、南アルプスがかすかに見えた。東京湾の彼方に房総半島が蜃気楼のように見える。

【利用実態調査】
1、河口からの距離:左岸8q〜7q
 調査地点付近の目印(橋や堰など):多摩川大橋下流
 調査時間:9時40分 〜10時20分
 自然観察0、散策30、釣り3、水遊び0、公園諸施設利用0、野球122、サッカー97、ゴルフ0、テニス0、ジョギング9、自転車走行12、モトクロス1、自動車・駐車場内120(6.80q地点)、住人0、ごみ拾い11、モーターボート整備18
 *7.20q地点で堤防法面工事
 *六郷鉄橋手前の大田区多摩川緑地管理事務所にトイレあり。

2、河口からの距離:左岸4q〜3q
 調査地点付近の目印(橋や堰など):六郷水門〜防潮堤端
 調査時間:12時35分 〜13時10分
 自然観察0、散策51、釣り3、水遊び0、公園諸施設利用0、野球185、サッカー7、ゴルフ4、テニス0、ジョギング7、ドッジボール3、自転車走行31、バイク1、自動車0、住人0、モーターボート3

2月12日(金) 多摩川原橋〜是政橋までの多摩川右岸
 
カワウ、コサギ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、ユリカモメ、セグロカモメ。イワツバメ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ツグミ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 矢野口駅から多摩川原橋に向かうと、多摩川の河原に出るのは命がけの仕事になる。自動車がひしめきあうのに歩道がないからだ。
 大きな死んだコイをめぐってカラスとセグロカモメが争う。よく見ると、セグロカモメが最も攻撃心をあらわにするのは、カラスではなくて、他のセグロカモメに対してだ。
 水辺植物がありそうな環境が広がるが、残念ながら、カワラサイコしか見つからない。去年の増水が原因で河原植物が減るのか、あるいはこの増水のおかげで今後河原植物が増えるのか、いまはわからない。
 稲城の河川敷内アカシア林は健在。自然歩道がつづいて、気持ちが良い。
 河口より30q地点の標柱は、 稲城のスーパー堤防公園前にある。
 ホームレスのホームが2軒。

小田急線多摩川鉄橋架け替えと新設でアセス公聴会
 
地方紙『くらしの窓』1月25日号によれば、小田急線の高架化にともなって、多摩川鉄橋の架け替えと新設が計画されており、そのアセスメントの公聴会が2月13日に川崎市多摩区役所で開催される(残念ながら傍聴申込受付はすでに終了)。
 昨年8月に影響評価が関係地域に縦覧されたようだが、気がつかなかった。
 アセスには間に合わないが、多摩川に関して問題があれば、別途河川管理者に訴えて行く予定。工事完成は2005年3月の由。

1月27日(水) 武蔵五日市駅から金比羅神社往復ならびに秋川左岸
 
山:キジバト、シジュウカラ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス。
 川:ダイサギ、コサギ、カルガモ、コガモ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス。
 タチツボスミレとオオイヌノフグリの花が咲いていた。
 金比羅神社は標高400メートル強の奥多摩の山の一頂にある。駅から徒歩約1時間の静かな所。
 頂上付近には巣箱がたくさん付けられているが、季節柄野鳥はほとんど見られなかった。
 秋川も渇水期で水量が少なく、流入する下水で汚染されている。

1月20日(水) 多摩川原橋から友田小学校までの多摩川右岸
 快晴、夕べ久しぶりに雨が少し降って、湿度があり暖かい。春と勘違いしたコジュケイがもう
チョットコイチョットコイと囀っている。
 コサギ、マガモ、カルガモ。コジュケイ、キジバト、カワセミ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、
ジョウビタキ、ツグミ、ウグイス、シジュウカラ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス。
 *圏央道の橋の工事が両岸で進む。河川敷内右岸の橋脚工事は中断中。
 *その橋脚のすぐ近くに立木が保護されているが、その木に「アカシア」と書かれたプレートが
かかっている。見ると、それはキササゲの木だった。いい加減!
 *友田小学校北側の崖からかつて湧水がこんこんと出ていて、多摩川散策の清涼剤として親し
まれていた。それが、青梅市の公園化によってつまらない側溝が出来て自然性が失われたが、最
近はアシやクズなどに覆われて近づけなくなっていた。昨年夏の増水でさらに土砂がかぶり、さらに
立ち入り難くなって自然が回復しつつある。いまは、荒涼とした雰囲気ながら、水がたまって小さな池
ができつつある。
 *その上流の公園の低水護岸に座って川の流れをのんびり眺めていると、すぐ上流で流入する
下水の臭いがしてきて、ガッカリさせられる。

1月17日(日) 丸子橋から多摩川大橋までの多摩川左岸
 快晴、午前中風が冷たい。
 定例自然観察会
 野鳥:カワウ、ダイサギ、コサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、
シギsp、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ。ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキ
レイ、タヒバリ、モズ、ツグミ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
野草:オオイヌノフグリ、ハルノノゲシ、オニノゲシ、ヘラオオバコの花。クコの実。
 その他:南アルプスの間ノ岳と農鳥岳が見える。箱根の山々も。もちろん、富士山、
丹沢山塊、秩父連山、奥多摩の山々も。しかも朝から昼まで。
利用実態調査:河口から12〜11q区間左岸(午前11時)
  自然観察0、散策21、釣り0、水遊び0、公園諸施設利用0、野球150、サッカー49、
ゴルフ0、テニス0、ジョギング9、その他のスポーツ0、自転車走行9、モトクロス0、
ラジコン飛行機・船舶0、サバイバルゲーム0、自動車(駐車場内0・河川敷0)、住民0
利用実態調査:河口から11〜10q区間左岸(午前12時)
  自然観察0、散策41、釣り0、水遊び0、公園諸施設利用13、野球85、サッカー130、
ゴルフ0、テニス0、ジョギング19、その他のスポーツ1(ローラースケート)、自転車
走行11、モトクロス0、ラジコン飛行機・船舶0、サバイバルゲーム0、自動車(駐車場
内12・河川敷3)、住民7 

1月10日(日)快晴 八高線鉄橋周辺右岸の多摩川
1、日野用水堰周辺は多摩川の「水郷地帯」のようだ。野鳥も多い。
カイツブリ2、カワウ1、バン3、コガモ10、トビ、カワセミ、ヒヨドリ、ジョウビタキ、ツグミ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス。
2、八高線にお座敷列車が通過するため、鉄道ファンのカメラマンが15名ほど。
3、河口から44.2q地点はラジコン飛行機の基地があり、この日は35名ほどが参加し、甘酒などを大鍋で作るなど新年会。平均年齢推定55歳。
4、河口から44.0q地点はモトクロス場で、5名ほどが乗っている。ここは多摩川で一番広いと思われるほど広域。
5、43.8q地点、すなわち多摩大橋周辺はサバイバルゲームの基地で、約30名がテントなどを張り、迷彩服を着、機関銃をもって走り回っている。
6、多摩大橋下には住人のテントが2、3点。薪が山と積まれている。
7、橋より下流はまたモトクロス場。

1月5日 日野の中央線鉄橋から立日橋までの多摩川右岸と、日野橋下流緑川までの多摩川左岸 快晴
 カルガモ、コガモ、オナガガモ、カワウ、ユリカモメ、コサギ、キジバト、ジョウビタキ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、タヒバリ、ツグミ、ホオジロ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハイブトガラス。

1999年1月4日 府中四谷橋付近の多摩川左岸 快晴
 チュウヒ?、キジ、キジバト、セグロセキレイ、ヒバリ、ツグミ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシブトガラス。
 カワラノギクのタネ約70株から、種の保護のため1株あたり1/3のタネを採取、倉本宣氏の研究室の冷蔵庫で保存の上、一部は付近に人工的に撒布、一部は株に育ててから植え付け、などをする予定。

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